ツネイシみらい財団が活動団体へ費用助成
尾道・鞆地区の古民家再生へ

2014年03月10日号

〔一財〕ツネイシみらい財団(福山市沼隈町常石1083、神原勝成代表理事、電084・987・1534)が「尾道・鞆の浦地区古民家再生・活用助成事業 」への応募を呼び掛けている。
過疎化が進む尾道・鞆の浦地区の空き家、空き店舗などの古民家を活用する取り組みに対して、改修費用の一部を助成する。
具体的には次の事業に対して助成支援を行う▽定住人口の増加及び地域の発展・活性化に努める▽尾道・鞆の浦地区での新規出店・開業を促し、雇用の場を創出する▽尾道・鞆の浦地区への移住・定住を促進するため、これから事業を開始する初期段階への支援。
また、助成要件を次のように定めている。
【対象期間】12月31日までに竣工する物件。
【助成額】対象費用の2分の1以内(上限300万円)
【対象費用】内装・外装・水回り等の改修費用(備品、什器、機材は対象外)ただし改修内容が国・県・市町村が定める法令・規定を満たしている内容に限る 。
【対象条件】改修した店舗で5年以上営業する。改修後5年未満で店舗退去および事業撤退する場合には、助成金全額もしくは一部返還を求める▽起業もしくは出店・開業と同時に、尾道・鞆の浦地区に主たる活動拠点を有する▽店舗が所在する地域のパートを含む労働者を雇用する▽店舗が所在する区域の商店街団体がある場合には加入に努める▽助成金交付後、その目的に反して使用することや、売却、譲渡、交換、担保に供することはできない。
【応募の対象者】財団法人、社団法人、社会福祉法人、NPO法人(特定非営利活動法人)、ボランティア団体などの非営利活動、公益事業を行う団体および任意の市民団体、
個人事業主 。
応募の締め切りは4月30日〔水〕とし、選考を経て9月末に決定。今年度は3件を予定し、来年度は6件程度を計画している。
ツネイシみらい財団は「地域に支えられ共に成長する企業として、地域社会と一体となった社会貢献活動に取り組む」という常石グループの理念に基づき、2010年12月に設立した。事業資金は常石グループ各社の寄付金を財源としている。
これまで取り組んできた主な事業として▽子どもの健全育成を援助するためのスポーツ、教育等の事業▽雇用促進のための講演、研究会、情報提供、文化事業に関する事業▽地域の伝統文化、産業、まちなみ保全に関する事業などを挙げている。