キャリアプランニング
シニア層の派遣に注力
専門部署を設置し推進

2018年06月01日号

   人材総合サービス業の㈱キャリアプランニング(岡山市北区本町6―36・第一セントラルビル1階、友光弘社長、電086・235・9840)は労働力不足を受け、シニア層の派遣事業を強化する考えだ。専門部署を設け、岡山県の企業に提案を推進する。人材不足の中、高齢者の活用提案で地場企業のサポートを強める。
 少子高齢化が原因となり、今年3月の岡山県の有効求人倍率は1・92、広島県は1・8と全国平均を大きく上回る売り手市場が続く。製造業を中心に外国人労働者に頼る傾向があるが、同社では外国人に加え、定年退職したシニア世代を派遣スタッフとして地場企業に提案する。
 同社によれば職業経験豊富なスタッフは若手スタッフの教育面などのサポートも出来るメリットがあり、今までの経験・技術をいかして専門性の高さを求められる職種や、週数回勤務での軽作業を中心に活用提案。シニア世代には働き方やライフプランに関するセミナーやお仕事相談会を通じて情報を啓発していく。同社は「地元企業の第二人事部をモットーにさまざまな提案を強める」と話した。