藤屋菓子舗
とうがきフロランタン発売
笠岡市民で作った新土産

2018年06月01日号

ブランド協議会と共同開発

 和・洋菓子製造、販売の藤屋菓子舗(笠岡市富岡475―28、藤井正信代表)は、「かさおかブランド協議会」と共同開発した、笠岡産イチジクを使った焼き菓子「かさおか産とうがきフロランタン」=写真=を発売した。
 商品開発は、笠岡の産業観光振興を推進する市民グループの同協議会が、地元の農産品を生かした土産づくりとして立ち上げた「おみやげLAB」プロジェクトで行った。2年間の事業で、考案、試作、市民の試食アンケート、改良などを重ね、完成させた。イチジクの生産は笠岡湾干拓地の原田農園、菓子の製造は藤屋菓子舗が担当した。
 商品は、ビスケット生地に加工したイチジクをのせ、アーモンドとキャラメルで包んだ、甘く香ばしい仕上がり。生地は海のある町をイメージさせる舟形に。イチジクは市民の試食アンケートを参考に、柔らかく食べやすいようシロップで煮込んでいる。名称は、笠岡でのイチジクの昔の呼び名「唐柿(とうがき)」から名付けた。箱のデザインも熟考し、裏面には笠岡の紹介を盛り込んで、土産品として完成度の高いパッケージに仕上げた。
 価格は5個入り1080円(税込み)。本店、富岡支店(同市富岡122―5、電0865・67・6140)のほか、道の駅笠岡ベイファーム、笠岡駅前の手土産専門店「はればーじゃ」、ハピーズ美の浜店でも販売する。
 同店では「イチジクのうま味を出せたと思う。時間を掛けて改良でき、良い笠岡土産に仕上がった」と話している。