盈進高校放送部
駅ピアノ題材映像全国大会へ
寄贈したイリヤも取材に協力

2019年01月10日号

取材する生徒たち

学校法人盈進学園盈進高等学校(福山市千田町千田487―4、鎌刈拓也理事長、電084・955・2333)は、放送部がこのほど全国の高校生が「アナウンス」「朗読」「オーディオピクチャー」「ビデオメッセージ」の4つの部門で各郷土や地域の話題を映像と音声を駆使して表現する「高等学校総合文化祭」においてビデオメッセージ部門において11月の県大会で優勝し、8月に佐賀で開催される全国大会に出品する。

 同放送部は4年連続で全国大会に出場。今年のテーマは全国的にも珍しい福山駅コンコースに置かれた「駅ピアノ」をテーマにドキュメンタリー作品「駅×ピアノ=□」を制作。テーマ選定と丁寧な取材が評価された。
 駅ピアノは世界トップブランドを全て正規で取り扱う全国的にも有名なセレクトショップを経営する㈱イリヤ(本社・尾道店=尾道市栗原東1―29―9、佐藤尊志社長、電0848・25・5656、福山店=福山市元町13―10、電084・928・0557)が会社設立30周年の記念事業として福山駅に寄贈したもので、駅に訪れた人が自由に演奏する事が出来る画期的な企画として話題を呼んだ。同放送部は楽器店ではなくアパレル業者が寄贈したことと企画の斬新さに着目。佐藤社長の福山の文化向上へ掛ける思いのインタビュー映像を踏まえ、駅職員や実際に演奏した人へのインタビューをドキュメンタリー仕立てにまとめた。今後は更に編集を加えて2月の中国大会での発表を経て年度を挟んで全国大会に臨む。

 部長・花木愛佳さんは「見た人の心に残る作品にして、沢山の人が福山に来て頂きたい」。制作に携わった中等部3年・金田いつきさんは「全国大会にはいよいよ高校生として参加することができます。良い作品にしたい」と意気込みを話した。