入江豊三郎本店
創業130年超の老舗がコラボ
3年熟成みりん使った絶品つゆ

2019年08月10日号

3倍希釈の万能調味料を販売

 保命酒醸造の老舗・㈲入江豊三郎本店(福山市鞆町鞆534、入江孝子社長、電084・982・2013)は先ごろ、同じく老舗の寺岡有機醸造㈱(同市神村町、寺岡晋作社長)と共同開発した「煮込んでも美味しい絶品つゆ(希釈用つゆ)」(360ミリリットル、税別510円)を売り出したが、人気商品でありながら、今秋からは改良版を売り出すという。

 明治19(1886)年創業の同社は、創業当時から保命酒とみりんとを製造してきた。特に保命酒を作る際に使われるみりんは3年熟成もので、こってりとした甘みと濃厚な香りが特長。広島県産の糯米(もちごめ)と麹米(こうじまい)、焼酎を使ってじっくりと作られている。

 同つゆは明治20(1887)年創業の寺岡有機醸造調味料開発部門との細かなやりとりの中で、保命酒用の3年熟成みりんといりこだしを採用し、3倍希釈の万能つゆとした。入江各直営店とネット通販だけで販売したにもかかわらず、初回生産の1500本は予想以上の速さで完売し、2回目の生産を急がせたほどだったという。

 「鞆は真っ黒なおでんが有名ですが、地元のお母さんが作る家庭料理を目指しました。色は濃くても辛くなく、むしろ甘くてコクがある味です」と開発担当の三島里彩常務。発売後3ヶ月を経て、顧客から寄せられた声を元に、今秋からの3回目の増産時には若干出汁の割合を増やしてよりまろやかに仕上げるという。「創業130年を超える福山の老舗同士、初めてのコラボです。素麺やうどん、肉じゃが、おひたしなど様々な家庭料理にお使い下さい」と呼びかけている。