福山市民オンブズマン会議
解散して会費繰越金を寄付
感染終息に役立ててほしい

2021年04月10日号

市民病院・医師会175万円

左から高倉事業管理者、大戸代表幹事、児玉会長

 「福山市民オンブズマン会議(福山オンブズマン)」(35人、丹下一夫名誉代表、大戸博史代表幹事)は3月31日解散し、会費繰越金(175万0369円)を福山市民病院(高倉範尚事業管理者)と、福山市医師会(児玉雅治会長)に寄付した。

同日、福山市医師会館(同市三吉町南)で贈呈式が行われ、大戸代表幹事から「新型コロナウイルス感染終息のため役立ててほしい」と高倉事業管理者、児玉会長に寄付金が手渡され、両者から感謝状が贈られた。

 福山オンブズマンはいずれの党派にも加担しないで、地方公共団体などに関わる不正・不当な行為を監視し、これを是正することを目的として2003年10月、主婦、定年退職者、医師など27人で結成した。

 結成後、丹下代表を中心に「闇専従裁判」、「新市・内海町合併に伴い福山市が失職両町議に報酬を支払っていた問題」、「圃場整備問題」、「ふくやま芸術文化振興財団などの税金無駄遣い是正」に取り組む。

 中でも闇専従問題では、「労働組合は、給与を市に返還するように」と求めた判決が出て、全面的に勝訴している。