北海道防錆ペイント
防錆ペイント「剥がせる塗料」
錆びや傷、汚れ等から2年守る

2024年06月20日号

倉敷に拠点置き、代理店も募集

特殊塗料の開発や製造、販売、発熱炭素繊維の加工・販売取次など行う北海道防錆ペイント㈱(本社=北海道小樽市、北濵隆志社長)はこのほど、錆びや傷、汚れなどから守る黒色のコーティング剤「剥がせる塗料Easypeel Shield(イージーピールシールド)」を開発。昨年9月に設けた岡山工場(倉敷市西尾613―4、甲谷龍一開発製造部部長、電070・4033・8534)を拠点に、製造や販売を行っていく。

鋼材や資材、金属製の機械、部品類などで、納期や工期などの都合から長期間置いていることがある。温暖な気候や湿気、潮風に含まれる塩害などにより、防錆塗装を施していない場合は錆びてしまうことが多く、また、防錆塗装も紫外線によって劣化が早まることがある。

同社が開発した「剥がせる塗料」は特殊な樹脂を配合しており、金属の表面に薄く(0・1㎜)塗っておくだけで、錆や傷、汚れ等から防ぐ上、紫外線にも強く、名前の通り剥がしやすいのが特長。屋外で最長2年は機能が維持されるという。

非粘着性のドライコーティングで、1液硬化型なので施工も簡単だ。屋外に積み上げる前に鋼材へ塗り広げておくだけでよく、実際に船便で金属製の大型機械を運ぶ際に塗っているという事例もあるという。

ペール缶(13㎏)あたり税別2万8600円で販売するが、代理店なども募集しているという。詳細は、甲谷部長まで問い合わせる。まずは2025年度中で、2千-3千万円の売り上げを目指すという。