「没後二十年 日野啓三」が＝写真、3月5日〔日〕まで、ふくやま文学館（福山市丸之内、電084・932・7010）で開催されている。

1929年に東京で生まれ、5歳の時朝鮮（当時）にわたり、敗戦によって父の郷里（福山市駅家町）に引き上げ、府中中学校（旧制）に編入、9ヶ月を福山で過ごした。東京大学卒業後は読売新聞社に入社。海外特派員（ソウル・ベトナム等）を経て文芸評論家、小説家として幅広く活躍した。「あの夕陽」で芥川賞、「台風の眼」で野間文学賞を受賞。ほか、数々の文学賞を受賞。観覧料は、一般500円、高校生以下無料。