イベント情報
「夏目漱石─漱石山房の日々」

2019年09月20日号

開館20周年記念「夏目漱石─漱石山房の日々」が、10月12日〔土〕から12月1日〔日〕まで、ふくやま文学館(福山市丸之内1─9─9、電084・932・7010)で開催される。
数々の名作が生み出された漱石の書斎にスポットをあてて創作活動をたどるとともに、山房に集った若い人々との交流や、書斎で愛用した品々、自筆の書画、著作物などを紹介し、魅力にせまる。漱石の妻鏡子夫人の先祖中根家は福山藩士だという。観覧料は、一般500円、高校生まで無料。関連行事として、10月13日〔日〕午後1時30分から講演会「漱石と広島」講師=瀬崎圭二(同志社大学教授「漱石と広島」の会)、20日〔日〕同時間に「漱石作品の言葉の世界」─「坊ちゃん」「それから」「こころ」を中心に─講師=中島国彦(早稲田大学名誉教授・日本近代文学館専務理事)、11月17日〔日〕同時間に、朗読会「夏目漱石『夢十夜』を読む」講師=藤井康治(朗読家)のほか、文学講座「漱石文学を読む」講師=綾目広治(ノートルダム清心女子大学教授・全3回、金曜日)がある。第1回は10月25日午前11時から「漱石文学と笑い」=「坊ちゃん」「吾輩は猫である」、第2回は11月1日同時間「漱石文学と探偵小説」=「琴のそら音」「趣味の遺伝」「彼岸過迄」「行人」、第3回は8日同時間に「『こころ』は名作か─『明暗』へ」=「こころ「道草」「明暗」。