イベント情報
高畑 勲 展
4/10-5/24、岡山県立美術館

2020年03月20日号

 「高畑 勲 展」─日本のアニメーションに遺したもの─=ポスター=が、4月10日〔金〕から5月24日〔日〕まで、岡山県立美術館(岡山市北区天神町、電086・225・4800)で開催される。

 三重県に生まれ岡山県で育った高畑 勲は、1960年代から半世紀にわたって日本のアニメーションを牽引し続けた映画監督。初の長編演出「太陽の王子ホルスの大冒険」、テレビ名作シリーズ「アルプスの少女ハイジ」・「赤毛のアン」ほか、「ジャリン子チエ」「火垂るの墓」「平成狸合戦ポンポコ」など、日本の風土や庶民生活のリアリティーを表現。遺作となった「かぐや姫の物語」では、デジタル技術を駆使して手書きの線を活かした水彩画風の描法に挑んだ。本展では、絵を描かない高畑の演出というポイントに注目し、制作ノートや絵コンテなど多数の未公開資料も紹介する。観覧料は、一般1500円、65歳以上1300円、大専生1千円、高校生600円、中学生以下無料。