元「稲田屋」店主
稲田正憲さん
福岡市在住

2021年12月10日号

今でも月1回阿藻珍味訪れ
「関東煮」の味をチェック
いなだ まさのり(68)

101年間にわたって福山の〝ソウルフード〟「関東煮(かんとに)」を提供した大衆食堂「稲田屋」(福山市船町)が閉店したのが2020年9月。店舗が近く取り壊されるというニュースが流れ、一抹の寂しさが漂うが、昨年末に「稲田屋」の屋号と〝味〟を受け継いだ、72年の歴史を持つ㈱阿藻珍味(同市鞆町後地1567-1、阿藻盛之会長・粟村元則社長、電084・982・3333)は、今年春から天満屋福山店(同市元町)地階で関東煮(1セット6本入り1080円)と肉皿(1人前100g480円)をテークアウト用の容器に入れて販売し、〝稲田屋ファン〟を満足させている。

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