キオラスクエアの路地空間
三原駅前の再開発区域

2020年09月01日号

設計 日本設計(東京)

参加企業 鹿島建設㈱、ルートインジャパン㈱・㈱クラフトコーポレーション

 7月23日、三原駅前にオープンした「キオラスクエア」は三原市の姉妹都市ニュージーランドの公用語で「はじめまして」の意味。スクエア(四角形)のこのエリアの形状と重ね、ここが人々の出会い、友好を深める場になることを願って命名された。

 

  この建物に囲まれて芝生広場がある。ガーデンテーブルと日よけのパラソルが置かれ、駅前界隈へ訪れた人の憩いの場となっている。

 一帯は図書館とホテル、立体駐車場(商業施設併設)で構成され、それぞれの建物に挟まれた路地空間は植栽が整い、いまの季節は暑い日差しの下での緑陰としての景観を織りなしている。また、こうした路地は一帯の敷地の中を十字路に形成されており、東西南北のどの方向からも往来することができる。