岡山の「うのまち珈琲店」も

　山陽ＳＣ開発㈱（岡山市北区駅元町、福嶋圭社長）運営のショッピングセンター「サンステーションテラス福山＝さんすて福山」（福山市三之丸町30－１）が今春のリニューアルに向けて大きな動きを見せている。

まず、前身の「福山サントーク」がオープンした１９７５年から営業を続け、一時は１日約１千人の来店者があった喫茶の「ＵＣＣカフェプラザ」が１月末に閉店する。その跡には岡山県内でブックカフェ２店舗を展開する「うのまち珈琲店」が１年の期限付きで出店するもようだ。しかし最大の話題は、個性派スーパーとして知られる「北野エース」の進出だろう。

　同店は㈱エース（本社・兵庫県尼崎市）が経営。「日本中、世界中からこだわりの美味しいものを集めた生活提案型グロサリーショップ(食料雑貨店)」をコンセプトに全国で１０５店舗(昨年10月現在)を展開している。中国地区では「広島T-SITE店」（広島市西区扇）がある。

　さんすて福山の店舗数は約１００店舗あるが、新型コロナウィルス感染の影響でファッション関係の店舗の撤退が続き、店舗構成の見直しが迫られており、山陽ＳＣ開発は、今回の北野エースを、さんすて福山の目玉にしたい考えのようだ。

リンツ ショコラブティック
バレンタインに合わせ出店

　また、リンツ＆シュプルングリージャパン㈱（本社・東京）が２月２日〔水〕、「スイスのプレミアムチョコレートブランド『リンツ』」販売店「リンツ ショコラ ブティック さんすて福山店」を出店する。中国地区では広島、岡山、倉敷に続く４番目の店舗で、バレンタインデー（２月14日〔月〕）を控え、話題を集めそう。さらに化粧品販売の大手・㈱ルック（福山市笠岡町、岡崎芳明社長)が「ＬＯＯＫさんすて福山店」を増床し、４月にリニューアルオープンすることを明らかにしている。