地域と関わり深める道の駅
立ち寄り型と目的型地型
特色活かして車を招く⑦
2022年06月01日号
陸・海・空の道を活かした街へ（143）
１９９０年代に「道の駅」が増えてくる前は「ドライブイン」が幹線道路の沿線に点在していた。三原には「サンドラ」の愛称で親しまれた「山陽ドラブイン」（本郷）があり、国道２号を往来するドライバーが休憩・食事で立ち寄り活気があった。しかし、付近に山陽自車道が開通すると客が激減して２０１９年、55年の歴史に幕を閉じた。
今回訪ねた「道の駅さんわ１８２ステーション」も国道１８２号を往来するドラバーの立ち寄り所として、大いに賑わっていた。15年に「中国やまなみ街道」（尾道～松江）が開通すると、客足が遠のくことが危惧されていたが、施設の在り方を立ち寄り型から目的地型に変えたことで、新たな客層を獲得している。（西亀悟）
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