三原内港周辺の再開発
尾道の駅前に学ぶ事例
親水性を高めて集客⑥

2022年09月20日号

陸・海・空の道を活かした街へ154

1972年に三原の港湾ビルが完成し、それから間もない75年に新幹線の駅が開業した。これにより、三原は四国への玄関口となり、76年は港に340万を超える乗客がやって来た。その多くは駅との間を繋ぐ道路を歩いていたが「しまなみ海道」(尾道~今治)が開通して航路が減ると、この道を通る人も減ってきた。

今年6月、市は一帯に活気をもたらすために「内港周辺の再生計画」をまとめた。本編はその内容を報じてきたが、その過程で「この計画を成功させるには、内港との親和性を高めることが大切」と考えるようになった。今回はその先例となった尾道駅前の海辺に目を移し、どのような経緯で現在の姿になったかを振り返る。(西亀悟)

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