鉄道開通150 ＋1年（19）
本誌関係地域の山陽鉄道
三原駅から呉線が分岐
2023年05月20日号
陸・海・空の道を活かした街へ（177）
岡山から県境を越えた山陽鉄道の敷設工事は福山、尾道を経て三原に延伸。ここから西の広島へ向かうか、南の呉へ向かうかが本編の分かれ道で、記者（筆者）が選んだのは南の呉線だった。山陽鉄道（現山陽本線）の生い立ちは多くの資料、文献に綴られているが、呉線について著している書物は少なく、どのような経緯を辿ってこの路線が生まれたのか。
それが「鉄道を活かしたまち」にどのように寄与しているかを知りたいからで、取材を進めると「なるほど、そうだったのか」と思える発見が幾つもあった。ということで、今回は山陽鉄道とは異なる、呉線の生い立ちに迫ってゆきたい。（西亀 悟）
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