鉄道開通150＋1年（23）
本誌関係地域の山陽鉄道
三原駅から分岐した呉線（4）
2023年07月01日号
陸・海・空の道を 活かした街へ （181）
山陽鉄道から分岐した呉線は、開通後は多くの客を乗せていた。だが、三原の市街地が発展すると移り住む人が増えてきた。また、沿線の道路が整備されると乗客は車に乗り換え、列車の空席が目立つようになった。
現在は多くの駅が駅員が常駐しない無人駅になっている。ほかの路線で見られなくなった蒸気機関車は、呉線では１９７０（昭和45）年まで走っていたが、路線の電化が終わると役目を終え、今はその雄姿を見ることができない。今回はその機関車（ＳＬ）の歴史を振り返りながら、呉線のこれからについて考えたい。（西亀悟）
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