尾道の土堂小学校
廃校へ募る危機感
整合性欠ける市教委の説明②
2023年09月20日号
地区住民の合意形成至らず
今年１月、旧知の人から「尾道市（平谷祐宏市長）が土堂小学校を廃校にする計画を進めており、地元で反対の声が高まっている。取材をしてはどうか」と聞いた。学校の統廃合は全国各地で行われており、尾道固有の問題として捉えられない。本誌のコンテンツとして扱うには相応しくないのではと考え、静観を続けていた。
すると各方面から「市の進め方は強引ではないか」「廃校は周辺の住民と共に歩んできた歴史を壊すことになる」といった話が聞こえてきて、取材を進めると見て見ぬふりをできない大きな問題として捉えるようになった。それがどのようなものであるかを報じながら、少子化が進む中で学校はどのように在るべきかを考えてゆきたい。
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