駅界隈の特性活かす街へ
三原は付近の内港と連動
一帯の再生計画まとまる⑫

2024年05月10日号

陸・海・空の道を活かした街へ(205)

 三原の駅前が30年周期で姿を変えてきたように、内港の姿もその周期で変わってきた。それが繁栄に繋がっていれば良いのだが、寂れている感が否めないのが現況で、新幹線駅の開業にあわせ四国への玄関口として栄えた港の面影はなくなっている。

こうした現況を憂いて策定されたのが三原市が進めている「内港周辺の再生計画」で、一帯に賑わいをもたらす策が随所に描かれている。一方で、港の主役はその桟橋に発着する船舶で、今回はその航跡の歴史を見つめることで、減少傾向にある航路の復活、再生への道を探ってゆきたい。

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