万里子の首都圏リポート㊼①
ヴィ―ガンレストラン「菜道」
楠本勝三シェフ
2024年05月20日号
野菜の可能性をとことん追求
新解釈の和食を提供
楠本勝三シェフ
東京都目黒区自由が丘２―15―10 Ａ＆Ｄハウス１０１（電０３・５７２６・９５００）に２０１８年９月オープンした「菜道（さいどう）」は、日本では大変珍しいヴィ―ガン対応のレストランである。ヴィ―ガンはベジタリアン（菜食主義者）の中でも殊に厳格で、菜道では、アニマルフリー、アルコールフリー、さらに五葷（ごくん）フリーも徹底している。ちなみに五葷とは、ニラ、ニンニク、ラッキョウ、アサツキ（または玉ねぎ）、ネギなど、匂いが強く精力を付けると言われている野菜のことで、オリエンタル・ヴィ―ガンと呼ばれている人たちはこれらを避けて食事をする。19年11月には、世界中のヴィーガン／ベジタリアンが利用するレストラン情報サイト「Happycow（ハッピーカウ）」の「ベスト・ヴィーガン・レストラン」で世界1位を獲得。実力は折り紙付きだ。
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