尾道の漁業復活へ
市が水産振興ビジョン
現状の課題克服策①
2024年09月01日号
陸・海・空の道を活かした街へ（214）
陸・海・空の道にはいろんな道があるが、尾道では漁船が行き交う海の道が賑わった時期がある。かつて尾道の産業の一翼を担っていた漁業は衰退の一途を辿っており、それを営む人の数は減り続け、漁場の悪化で魚が獲れなくなっている。こうした状況にあって尾道市（平谷祐宏市長）も手をこまねいているわけでなく、今年度から数年先を見据えた「水産振興ビジョン」を策定した。
それにはこの地域の海洋資源を活かした持続可能な水産業の確立が唱えられている。その内容を織り交ぜながら、この地域の漁業が抱えている課題を見つめ、それを克服する道筋を探ってゆきたい。（西亀 悟）
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