鞆スコレグループ
「景勝館 漣亭」の別邸
「Villa ABI」オープン
2025年05月20日号
古民家再生の一棟貸し

「Villa ABI」の外観
福山市と尾道市内に計6カ所でホテル・旅館を展開する鞆スコレグループ(福山市鞆町鞆136、村上正高代表)は、同町鞆石井町427―7に、このほど新しい宿泊施設「Villa ABI=ヴィラ アビ」(2階建て延べ69・58㎡)をオープンした。
同施設は歩いて3分の距離にある本館「景勝館 漣亭(さざなみてい)」の別邸として整備され、本館での食事や「鞆の浦温泉」の利用ができる。コンセプトは「江戸時代からの情緒ある町並み 古民家再生の一棟貸しプライベート空間」。

アイランドキッチンがある1階
1階(37・12㎡)は「古き中にも新しき要素を取り入れた落ち着きのある空間や、非日常感がありつつも、家に帰ったような安心感が味わえる」のが特徴で、リビングにはテレビとアイランドキッチン

寝室を集約した2階
があり、軽食や食事の調理が可能。2階(32・46㎡)は寝室を集約し、天井に映像を投影する形の、ホームシアターにも利用できるという。
定員は5人。宿泊料金はシーズンによって異なるが、素泊まりで平日が1人1万6千円(5人で宿泊の場合)から、休前日が同1万9千円(前同)から。予約は「景勝館 漣亭」(電0570・025・544、メール:keisho@tomo-skole.co.jp 、ネット:H.P・じゃらん・楽天)へ。
店名の由来は県鳥の「アビ」
越冬のため瀬戸内海に飛来
名前の由来となった「アビ」は、広島県の県鳥に指定されており、越冬のため毎年冬、瀬戸内海に飛来し、春になるとシベリアなどの繁殖地に帰って行く。換羽で一時的に飛べなくなる3月ごろまで、餌が豊富な瀬戸内海で生活するという。
村上代表は「Villa ABIは、1年に1度、穏やかな瀬戸内海へ戻ってくるアビのように、お客様にとってまた訪れたくなるお宿になれるよう、贅沢なプライベート空間をご用意しております」とアピールしている。