阿藻珍味の「ちーいか天ぷら」
香港の食品総合見本市で好評
輸出に結び付く手応えの感触

2025年10月01日号

ターゲットは香港の日本料理店

食品総合見本市が行われた「コンベンション&エキシビションセンター」

㈱阿藻珍味(福山市鞆町後地1567―1、阿藻琢郎社長、電084・982・3333)は既報の通り、8月14日―16日に香港の「コンベンション&エキシビションセンター」で開催された食品総合見本市「Food Expo Pro 2025」(主催・香港貿易発展局)に初めて出展し、「ちーいか天ぷら」の試食を行い、好評だったため、輸出に結び付く手応えを感じたという。

ちーいか天ぷらは、小イカを選別し、軟骨などを丁寧に取り除いて秘伝のタレで煮付け、直前に天ぷらにして提供。同社のブースには3日間で約3千人が訪れ、試食したところ反応は良好で、強い関心を示したバイヤーもあったという。

「ちーいか天ぷら」の試食が好評だった阿藻珍味のブース

ターゲットにしているのが、香港にある約1400店の日本レストランで、バイヤーに対応した安川則夫・常務は「小魚阿も珍で提供している、ちーいか天ぷらの『おつまみ』は香港でも好まれるのでは」と、期待を寄せている。

「広島ソース焼きそば」販売
関東煮「福つまみ」に新加入

また、同社は「広島ソース焼きそば 2食箱」の販売を開始した。

新商品の「広島ソース焼きそば」

麺は阿藻珍味の自家製生麺、ソースは調味料メーカー・オタフクソース㈱(広島市西区商工センター)の「焼きそばソース」、具材は、まるか食品㈱(尾道市美ノ郷町)「瀬戸内れもん味いか天」など、広島県の食品メーカー3社がコラボした商品で、価格は2人前で750円(税込み)。

なお、同社が製造・販売している「関東煮」がこのほど、福山観光コンベンション協会(西正尚会長)認定の「福つまみ」に新しく加わり、8品になった。これまで、「ちいちいいかの天ぷら」「ちいちいいかの酢味噌」「ねぶとの唐揚げ」「ねぶとの南蛮漬け」「くわいの素揚げ」「鯛ちくわ」「ガス天」の7品があり、6品は阿藻珍味が手掛けている。

新しい福つまみは、10月4〔土〕・5〔日〕の両日、午前11時―午後6時に福山城天守前広場で開かれる「福山城酒肴(しゅこう)祭」で紹介される。