尾道・三原の新庁舎建設(4)
住民投票へ署名集まる

2015年12月10日号

  尾道、三原の隣り合う両市が新庁舎建設へ向けて最終段階を迎えている。かつて三原であったように、尾道でも市民有志が計画の是非を問う住民投票へ向けて運動を展開。1カ月の間に2万5千近い署名を集めた。彼らは「膨大な建設費が財政を圧迫する」「脆弱な地盤に防災拠点となる庁舎を建てるべきでない」「計画を白紙撤回。ゼロベースで練り直そう」と訴えた。尾道で「住民投票」というのは120年余の歴史でなかったことで「前代未聞」とも言える市民運動の背景をリポートする。    西亀 悟

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