カンコー学生服
ベネッセBe高等学院と提携
通信制サポート校向け制服販売

2024年10月01日号

「自分で決める制服」に対応

多様なアイテムでニーズに対応

学生服大手の菅公学生服㈱ (以下カンコー学生服、岡山市北区駅元町15―1岡山リットシティビル5階、尾﨑 茂社長、電086・898・2500)のセレクト制服を取り扱うカンコーショップ原宿セレクトスクエアはこのほど、㈱ベネッセコーポレーション(以下ベネッセ、岡山市)の通信制サポート校「Be高等学院」と提携。制服購入推奨店に指定された。オンラインでの販売も行っており、今後は、入学予定者を対象とした着こなし座談会なども予定している。

安政元(1854)年創業のカンコー学生服は、100年以上前から制服を製造し、現在は全国で1万5千校以上の学校へ制服や体操服を提供している。2016年には、学校制服のない学校に通う生徒に向けて、カンコーショップ原宿セレクトスクエアをオープンし、中高生のニーズをから自由にデザインされた「セレクト制服」を売り出した。

通信制サポート校は、通信制高校を卒業するために学習や生活面などでサポートを行う機関で、通学、オンラインを生徒が選択できるが、サポート校だけでは高校卒業資格は取れない。Be高等学院は9月3日、〔学〕創志学園(兵庫県)と連携協定を結び、創志学園高等学校(岡山市北区下伊福西町)が2025年4月に開校予定(認可申請中)の通信制課程「創志学園高等学校通信制課程」の提携校となった。くまもと清陵高校(熊本県)に続いて2校目で、スクーリング(対面授業)会場は全国15都道府県の28施設で行われる。

近年のジェンダーレス化や選択制などを背景に、学校制服は生徒が「自分らしく」過ごせるアイテムへと変化しているという。Be高等学院には通学の際の学校指定制服がないが、家と学校のオンオフの切り替えや学生として制服を着用したいというニーズに対応し、今回は同高のスクールカラーである「黄水仙」を基調としたコーディネート例なども提案した。

今後は、「制服は自分で決める」をテーマに、制服の着こなしや組み合わせ方、自分らしいスタイリングが学べる座談会を開催する予定で、タレント、アイドルなど幅広く活躍するメンバーを多数輩出しているカンコー委員会が参加する予定という。