ピュア岡山
水洗いサービスの受注好調
十日市工場が高稼働に 

2015年02月10日号

顧客ニーズに沿った商材開発急ぐ

十日市工場

クリーニング業の㈲ピュア岡山(倉敷市有城58―1、藤原玲子社長、電086・420・0056)は衣類の汗取りクリーニングの受注が好調に推移している、と発表した。昨年4月開設の岡山市北区十日市西町6―8の十日市工場で作業にあたり、ビジネスマンのスーツなどの引き合いが増えたと言う。同社では同市北区平野の工場でのシリコーン系溶剤を含め、品質面をPRし、受注拡大を目指す。

同社は09年から、岡山市北区平野の工場でシリコーン系溶剤でのクリーニング加工を開始しており、仕上がりや環境面で評判が良く、環境面を含め、汗取りクリーニング加工に着手した。新商材として、スーツなどの水洗いの「ナチュラルウオッシュクリーニング」を発売し、ビジネスマンのスーツのほか、ニット類などの受注にも期待する。サービスは直営の10店舗で展開する。

また、十日市工場に併設したドライブスルー型の店舗の集客も好調だ。ドライブスルーは乗車したまま、クリーニング品が5分前後で受け取れ、岡山市北区平野と12年開設の同市南区大福の店舗に続く3店舗目。同社は近年のサービス面の向上もあり、今期は2億円規模と増収を見込んでおり、さらに、岡山市北区大元の服やスニーカーなどの洗濯を請け負う店舗「クリーニングハウスせんたく代行」のような顧客ニーズをくみ取った店舗開発も進める考えだ。

藤原社長

藤原社長は「シリコーン系溶剤と汗取りクリーニングといった品質面で他社と差別化を図っている。安心安全な商材を提供し、さらに顧客ニーズに沿った商材を随時発売したい」と展望を語った。