松岡製麺㈲
社長 松岡 宏高さん(54)
ラーメン店開業支援事業

2015年02月20日号

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松岡製麺㈲
社長 松岡 宏高さん(54)
まつおか ひろたか

国内最安値で独立できる
ラーメン店開業支援事業

 

ラーメン塾・塾長が指導
開業後は得意先繁盛支援

製麺工場

製麺工場

 1949年創業、製麺一筋65年歩んできた。生中華麺、餃子皮、日本そばやオーダー麺を製造している。昨年から取り組んできた「ラーメン店開業支援事業」が具体化し、「正統尾道ラーメン」1号店「和顔(わげん)」(福山市三吉町南1―13―20)がこのたびオープンした。評判は上々で「今後2号店、3号店と増やしていきたい」と松岡社長は意欲的だ。池田百恵リポーターが聞いた。

―戦後間もなくラーメンの麺を製造されたそうですが、経緯を教えて下さい

「私の祖父が、戦後すぐ満州から帰ってきて、当時食糧不足だったので、食べる商売がいいだろということで、現在地の北のあたりで、小さな機械を使って製麺を始めました。私は3代目になります」

―福山大学で講義をされたと聞きましたが

「昨年の12月、福山大学の講義『備後経済論』の授業を受け持ちました。その中で私どもが100年企業を目指しており、創業65年を迎えていますが、これから35年どのように経営していくか―というお話をさせていただきました」

―昨年から小売りをしているそうですが

「ご近所の方から私どもが製造しているラーメンを食べたいという要望があり、それにお応えするため販売を始めました。ただ販売するだけではなく、『食べたいラーメンの種類』『外食の回数と業種』『小麦粉が選べるとすれば輸入品を選ぶか国産を選ぶか』などアンケートを取り消費者のニーズを集計し、私どもお得意先に情報を提供しています」

―得意先が繁盛するための支援策ですね

「そうです得意先繁盛支援プロジェクトと呼んでいます。情報提供だけでなく、チラシの作り方のアドバイス、ポスティングなど、お得意先の売り上げが伸びるお手伝いをしています」

―ラーメン店開業支援事業を始められたそうですね

「ラーメン店を開業したい人のために、タレとスープの配合から仕上げ、開業に際してチラシの作り方、売り方まで必要なノウハウを提供しています。ラーメン作りは正統尾道ラーメン塾・塾長が的確に指導します。国内で最も安く開業できるシステムなので安心して声を掛けてください」

―開業支援1号店の和顔さんは、評判がいいそうですね

「開業して間がないにもかかわらず、常連客がたくさんついて、売り上げは好調です」

―最後に事業方針をお聞かせください

「創業100周年を目指して営業活動では①ラーメン店開業支援事業②得意先繁盛支援事業③小売り事業―と3つの方針を立てて頑張っています。ラーメン店を開業しようと考えている方は是非ご連絡ください」

▽松岡製麺㈲=福山市桜馬場町5―35、電084・922・2213
▽松岡宏高=1960年9月1日生まれ。福山市出身。79年福山市立福山高校卒。83年龍谷大学文学部卒。83年松岡製麺㈲入社。2010年中小企業同友会入会。