主催:経済リポート
11月7、8日「デジタルサイネージ展示会」
埋め込み型、スマートフォン連動型など設置

2016年11月01日号

経済リポートビル1Fギャラリー・アイリー

 当社・㈱経済リポートは福山、尾道など備後地区や、岡山・倉敷エリアなどでデジタルサイネージ(電子看板)の設置が急増しているのを受け11月7日〔月〕、8日〔火〕の2日間(午前10時から午後6時まで)、経済リポートビル1階ギャラリー・アイリー(福山市御門町3―5―8、電084・931・2000)で「2016デジタルサイネージ展示会」を開く。

屋内壁掛け型デジタルサイネージ

屋内壁掛け型デジタルサイネージ

 東京、大阪、名古屋、など大都市から広まっていったデジタルサイネージの設置が地方にも波及している。当社は2010年4月にメディアクリエーション事業部を立ち上げ、出版業から「情報の総合プロデュース企業」への転換を目指し、映像制作、電子出版に取り組んできた。2013年にデジタルサイネージ事業をスタート。今年に入りサイネージの設置事例が急増し、引き合いが増えたため展示会を開くことになった。
 デジタルサイネージとは、紙のポスターとかお知らせを、画像や動画などデジタルコンテンツに編集してディスプレイに表示するシステム。日本語では電子看板、電子広告と呼ばれる。

屋内スタンド型デジタルサイネージ

屋内スタンド型デジタルサイネージ

 サイネージのモニターは大きく分けて防水機能を備え直射日光が当たる場所に設置できる「屋外型」、防水機能を備えているが直射日光が当たらない場所に設置する「半屋外型」、室内に設置する「屋内型」に分かれ、設置方法により簡易設置、埋め込み、スタンドの3タイプに分類できる。モニターのほかに、編集したコンテンツを映す専用コンピュータ「STB(セットトップボックス)」が必要になる。
 通常の民生用テレビの明るさは300―350カンデラだが、屋内型のデジタルサイネージの場合500カンデラ前後、半屋内で700カンデラ以上、屋外タイプだと千カンデラ以上必要になる。民生用テレビをデジタルサイネージに流用した場合、店舗などでは照明に影響され、どうしても画面が暗くなってしまうので、専用モニターを使うのが好ましい。
 展示会ではギャラリーに、屋内の埋め込み型・スタンド型、屋外スタンド型、屋内屋外スマートフォン連動型(スマリサ)など最新型デジタルサイネージを設置する。

スマリサの概念図(表示は観光客向けに韓国語になっている)

スマリサの概念図(表示は観光客向けに韓国語になっている)

 スマリサは備後初お目見えとなる。例えば、ショップにスマリサ対応のデジタルサイネージを設置した場合、顧客がそのショップのスマホ用アプリをダウンロードしていれば、デジタルサイネージに近付くとスマホにプッシュ通知が表示され、顧客は表示された中から自分の見たい(特売、新入荷などの)情報を、スマホを操作してデジタルサイネージに表示させることができるという。
 デジタルサイネージが入店動機を促し、本来なら店のスタッフが説明すべきことを代行してくれるという優れものである。実績として、東京タワーの施設案内に利用されているケースがある。