くずし割烹 天匠
料理長 中澤由治さん
創作料理のくずし割烹
2018年06月01日号
生簀の活魚を味わって
なかざわよしはる(49)
福山市神辺町十三軒屋11―1
電084・967・5700
実家が鮮魚店を営んでいたので、魚についての調理は幼い頃からよく目にしてきたし、見る目も養われてきた。中学を出てすぐ、完全予約制で隠れ家的な福岡市内の割烹料亭で11年間修業した。「その店の親父の発想が自由で、伝統的な和食の技術で、和洋にこだわらない創作料理を作っていました。一番美味しい食べ方を沢山教わりましたよ。それが『くずし割烹』のルーツです」。ほか、福岡の活き魚料理店で10年修業。山口県屈指の人気温泉旅館・大谷山荘の板場を経て、福山市の料亭へ請われてきた。
「磨いてきた腕で、和とか洋とかこだわらず自由に料理を創ります」。肉も魚も野菜も旬の食材を意識して揃え、魚は生簀で泳がせて、全て一番美味しい状態で食べて貰いたい、と張り切っている。「今の時期はアジ・カワハギです。食を通して、日本の四季の移ろいを楽しんでほしいです」。冬にはふぐ料理も扱っている(調理師資格有り)。
初夏に向けて、これからはうなぎ料理がお勧めだとか。蒲焼と白焼を並べたうな重(3500円)はオリジナルで人気だ。ほか、肉や魚、しゃぶしゃぶなどのコースを3500円から用意している(要予約)。「各種法事やお祝い事などにご利用下さい」。
営業は午前11時―午後2時、午後5時―午前0時(料理・ドリンクともLO午後11時30分)。水曜定休。