島田商事
SDGs事業T.S.P.L.®
2023年度実績を発表

2024年03月20日号

登録資材売上の一部を寄付

高知FDの武政社長(左)と高橋将彦ユニット長

アパレル縫製副資材のグローバル商社、島田商事㈱(福山事業所=福山市駅家町近田1018—1、島田晋宏社長、電084・976・0498)はこのほど、SDGs事業T.S.P.L.®の2023年度実績を発表。対象資材販売総額は756万3879円で、23万1815円を認定NPO法人ブリッジエーシアジャパンや自然保護協会など4団体に寄付した。

T.S.P.L.は「アパレル副資材(Trim)を通して持続可能な社会(Sustainable)に貢献する活動(Project)のために、揃えた(Lineup)資材」を意味する。同社が取り扱う服飾資材を、開発目標を色別に表したSDGsのシンボルカラー17色で分類し、T.S.P.L.に登録された資材をメーカーや企業等が使うことで生まれる売上げの3%を各目標に関係した日本自然保護協会などの支援団体に寄付する取り組み。

寄付額の上乗せはなく、通常価格で資材を扱う上、他社にはない、簡単に始められるSDGsへの取り組みとしてアピールできるメリットがある。主に企業のワークウェアなどの特別注文やカタログ商品などで取り入れるケースが多いという。同社はT.S.P.L.の資材を採用した企業に対し、寄付実績報告書を発行している=写真上。

この事業の一環として、高知ファイティングドッグス球団を運営する㈱高知犬(武政重和社長)とコラボし、昨年から公式グッズを製造した。今年3月には「高知ファイティングドッグスストレートキャップ」=写真下=200個を納品予定で、今後、ネックウォーマーや手袋などの観戦グッズやジュニア向けグッズ等の新たな企画も生まれている。

担当者の砂原亮介さんの話「企業様にSDGsの活動をわかりやすくお伝えするために、資材のサンプル現物を添付したカタログやホームページを刷新しました。この活動を広めていきたいと考えています」。