さくら建設
リノベーション部門の開設計画
不動産業との連携強化に

2015年02月01日号

夏に駅家町にアパート開設

さくら建設が設計施工を手掛ける福山市駅家町のアパートの完成予想図

建設業のさくら建設㈱(福山市千田町藪路924―2、前田和弘社長、田辺靖子専務、電084・955・2201)は関連の不動産業の㈱不動産情報センター(同市三吉町南1、同社長)との連携面を強化し、デザイン性豊かなリノベーション物件の建設を進める考えだ。連携名称を「さくらスタイル.com」とし、近く、不動産情報センターの本社に隣接し、リノベーション専用部署を開設する計画で、さくら建設は不動産業を窓口に建設受注の促進を進める考えだ。

不動産情報センターは13年3月から、賃貸住宅や中古住宅のリノベーション事業を開始。リフォームとは異なり、住宅の間取りや外観などを大幅にリニューアルすることで、管理物件の入居率の向上など、販売促進を図っている。さくら建設の一級建築士や二級建築士がデザインすることで、部屋の間取りや外構含めた外観や駐車場などを、入居者に親しみ易くリニューアルしている。

今夏には両社共同で、同市駅家町中島1093―5に、アパートを建設する。不動産情報センターが運営し、さくら建設が設計・施工を手掛ける。建物は木造2建て延べ床面積300㎡で、メゾネットの2LDKタイプで、5世帯が生活可能。無垢の床材やS型瓦、塗り壁などのデザイン性が高く、入居者の受付も開始した。

田辺靖子専務は「特長のある建物を手掛けることで、入居促進につなげたい。見学会も開催し、リノベーション住宅の良さを発信したい」と抱負を語った。