新市和田歯科
難症例手術の度に歯科麻酔で参加
容態に合わせ適度に鎮静薬を投与

2026年03月20日号

安心請負う〝仕事人〟として協力

Evoto

新市和田歯科医院(福山市新市町新市695—2、電0847・52・6480)では近年、全国から患者が訪れ、個人経営の歯科医院には珍しいほどの難症例の手術を請負うことが多くなり、和田 勝院長を中心とした「専門家チーム」による対応が増えつつあるという。そこで、長時間の手術が想定される場合には、歯科麻酔科医として大下修弘歯科医師(53)=写真=を大阪から招くことにした。

大下歯科医師は大阪府箕面市出身で、徳島大学歯学部在学中に同大医学部麻酔学講座にいた叔父・大下修造教授(当時)の勧めもあって歯科麻酔学を専門的に学び始めたという。同大卒業後、様々な研究教育機関で研鑽を積み、2007年から7年間、医学部麻酔科で研修を兼ね医学の勉強に励んだ。14年から大阪歯科大学歯科麻酔学講座助教となり(その間、講師まで昇進)、23年に退職後は個人医院から神戸市立西市民病院まで幅広く麻酔業務を務め、24年に歯科麻酔科医を紹介する㈱O.S.T(箕面市)を立ち上げた。

通常歯科の手術は局所麻酔下で行うが、2時間を超える手術は難症例と言ってよく、麻酔科医の関与が重要となり、鎮静薬などの配合や投与量の細かな調整が必要になってくる。手術中に切れることがないよう、血圧や心電図、脈拍などの数値をもとに点滴への追加注入などで調整を行っていくという。「歯科の手術は特に恐怖を感じる方が多い。また、意識があるので長時間の手術はストレスも多く、会話などで和ませながら〝ほろ酔い〟状態になるよう鎮静薬を投与するなど、手術中はずっとそばに居続け、患者様の容態を見続けなければなりません」。

様々な歯科医院へカバン1つ持って駆けつけて、患者の手術前後を含めて安寧を請負うことを仕事としており、新市和田歯科医院では2月末現在で5例の手術に協力した。「終わったあとで、患者様から良い手術だったと言っていただけることを目標にしております。和田院長は思考が柔軟で話しやすく、スタッフの皆さんも良く行き届いていて安心して手術に向かえます。今後もご縁を大切に、安心の〝仕事人〟として協力して参ります」と話している。