府中まちなか繁盛隊
広島県下で唯一の取り組み
府中まちなか一店逸品BOOK

2015年02月01日号

6千部印刷し2/1から配布

 府中市内の商店主らが中心となり、中心市街地の活性化に取り組んでいる府中まちなか繁盛隊(府中市元町445―1府中商工会議所内、高橋良昌代表、電0847・45・8200)はこのほど、小冊子「府中まちなか一店逸品BOOK」を製作した。昨秋から取り組んできた「一店逸品」運動の成果をまとめたもので、2月1日〔日〕から市内各公共機関や関係店等で配布する。 冊子はA6版18ページでオールカラー。府中商工会議所が採択された「地域内資金循環等新事業開発検討事業」(中小企業庁)の補助金により、6千部を印刷した。隊員事業所(協力店含め32店舗)等市内の15店が参加し、各店が消費者にお勧めする逸品を紹介している。12Pまちなか繁盛隊上「売れ筋商品ではなく、こだわりの商品を掲載しています。“逸品”にふさわしい、店主自らが惚れ込んだような魅力ある商品をセレクトしていただきました」と高橋代表。逸品の紹介がメーンになることから、金額や他の商品は掲載していない。掲載店は物販のほか、サービス業の店舗も独自に展開するサービスを掲載している。 同隊は2010年9月、府中市での商業を次代につなげていく為、府中市の顔づくりの一翼を担うことを目的に中心市街地内の8店で発足した。これまでに「府中まちなか わく♪わく♪ お店めぐりツアー」「府中まちなかお店ゼミナール【まちゼミ】」「新春!府中まちなか わく♪わく♪ お店クイズ」等、店のPRと集客を兼ねたイベントを企画してきた。さらに昨年9月からNPO法人一店逸品運動協会(東京都)の太田巳津彦理事長を講師に招き、地域商業活性化の起爆剤となるべく、広島県下では初めてかつ中四国で唯一(15年1月現在)同活動に参加している。 高橋代表は「繁盛隊がまちなかの基幹店となり、これが点となり、線となって、更には面的拡輪していくことこそが活性化の原動力になり得る最後のチャンスと捉えております。本には地図も載せ、府中にはこんなにも面白いお店がたくさんあるんだということを、市民の方にも再認識してもらえたら」と話していた。

まちなかお店ゼミ開講
2/1から随時40講座

12P下府中町ゼミ また同隊は、府中商工会議所と協力して「第2回府中まちなかお店ゼミナール」を2月1日〔日〕から開催する。店主やスタッフが専門店の技や知識を伝授する講座で、事前申込制。受講料は無料(一部店舗では材料費が別途必要)。期間は2月28日〔土〕まで。全40講座を1日3-10会場で実施する。詳細は、市内の参加店か府中商工会議所まで問い合わせる。