福山市古典芸能保存会
正調の福山左儀長音頭
5種類のCDに収録・販売

2015年02月01日号

福山市古典芸能保存会の星野由幸会長

福山市古典芸能保存会の星野由幸会長

かつて福山市内を練っていた「左儀長」

かつて福山市内を練っていた「左儀長」

 来年市制100周年、2022年に福山城築城400周年を迎える福山市で伝統芸能を継承している福山市古典芸能保存会(事務局=福山市笠岡町1-20・㈱紀伊国屋内、星野由幸会長、電084・923・0300)はこのほど、「正調福山左儀長(とんど)音頭」のCDを製作、希望者に頒布している。
 星野会長自ら三味線、太鼓、鐘を伴奏に歌った左儀長を収録。CDは5種類で、伴奏のみのカラオケCDもある。1枚1千円。
 福山左儀長は1619年(元和5年)にした4年後、開城を祝って城下町の住人が左儀長をつくり、町中を練り歩いたのが始まりで、1970年まで続いた。その際歌われたのが左儀長音頭。
 今回のCD製作について星野会長は「福山では江戸時代から宴会がお開きになる(終了)時に左儀長音頭を歌うのが習わしだった。福山城築城400周年の年までに音頭を広め、福山の伝統にしたい」と話している。