エブリイ
既存店14カ月連続前年超え
全店売上げ前年比125・8%

2015年02月01日号

超鮮Do!商品で顧客掘起こし

 ㈱エブリイホーミイホールディングス(福山市南蔵王町1-6-11、岡﨑雅廣社長、電084・982・9411)傘下の地場大手食品スーパーチェーン㈱エブリイ(同所、岡﨑雅廣社長)は1月19日、26期中間決算を発表した。既存店の売上げが14カ月連続前年を超えており、全店売上げも前年比125・8%と好調に推移している。
 中間期(2014年7月-12月)の累計は、全店売上が294億7900万円(同期間前年比125・8%)で、10月の海田店(安芸郡海田町)、11月の長楽寺店(広島市安佐南区)と伊勢丘店(福山市伊勢丘)の出店効果があり、既存店の売上げに積み上げた。
 既存店は、6次産業化による「超鮮Do!商品」を拡大して消費者の人気を集め、売上げは240億9200万円(111・2%)と好調に推移した。超鮮Do!商品とは、現在可能な最大限のスピードで提供できる商品のことで、契約農場から24時間以内に届く新鮮野菜「ラブベジ」、朝さばいた鶏肉を午後店頭に並べる「吉備高原鶏」、朝境港に水揚げした鮮魚「境港朝揚げ便」や「生!紅ずわいがに」など全6品。
 同社は、採用難が深刻化する中で、新店舗オープン、業務拡大に伴って上半期で社員88人、パート・アルバイト619人を採用した。独自の教育研修を通して人材を育成し、社内の雰囲気づくりを推進、人間関係が円滑になるよう配慮しており、「2月度は新卒社員や中途入社社員向けなど、計 6回の研修を予定。人間の性格や行動特徴を4つの類人猿に分類する『類人猿セミナー』や、幹部向けコミュニケーション講座『人間塾』など、独自の人財教育研修を通し、『日本に類のない人創り企業』を目指したい」としている。