我龍―garyu―
10周年記念公演開催
8/8・9ウッドアリーナで

2015年02月10日号

 武楽座と息合わせ“妖”を現出

poster_lawson 今年で結成10周年を迎える太鼓ユニット「我龍―garyu―」(府中市諸毛町1430オフィス我龍、竹内孝志代表、電0847・49・0789)は8月8日〔土〕・9日〔日〕、府中市土生町の市立総合体育館(ウッドアリーナ)で「我龍10周年記念コンサート 調和と進歩~Harmony&Progress~」を開催する。開演は午後6―8時30分で、2日間で2千人の来場者に“一打入魂”のパフォーマンスを披露する。
 我龍は府中市出身の和太鼓奏者・竹内孝志さん(34)が福山出身のドラマー・香本俊介さん(36)と05年6月にユニットを結成。07年には実弟・裕樹さん(30)が加わった。和洋の打楽器の融合によって異色のジャンルを確立。パンクロックとのセッションや全国ツアー、台湾やシンガポール公演も成功させた。
 当日のゲストのひとりに、東京や鎌倉を拠点とする武楽(ぶがく)座代表の源光士郎さんが参加する。源さんは居合や薙刀、古流武術等を研鑽し、能楽や茶道等の要素を融合させた武楽を創出した。甲冑に身を固めた侍がかつて矜持していたであろう研ぎ澄まされた美意識を、謡や舞、アクロバティックな空中技等で総合芸術として表現するという。竹内さんとは知り合ってすぐに意気投合し、今回のコラボレーションが実現した=写真は我龍メンバーと源さん(中央右)。我龍
我龍は現在、10周年記念に合わせて新曲『妖(あやかし)』を制作中で、その要所に能楽的な幽玄の世界を現出させるため、源さんや昨年府中市文化センターでの全国ツアー最終公演でも演出を手掛けたフリーのCGデザイナー野島嘉平さんが協力する。
 当日の入場料は大人3千円、子ども1千円(当日はともに500円増し)で、2日間の通しは大人5千円で子どもは1800円。プレミアム席は5千円。チケットはオフィス我龍ほか府中天満屋ハッピータウン、府中市文化センター、ウッドアリーナ、エディオン広島本店、ローソンチケット(Lコード66474)、イープラス等で販売している。