JA福山市
福山、府中の支店の再構築に
大型店舗でサービス拡充 

2015年02月20日号

5月11日、松永南支店を開設

農機センターを備えた松永南支店の完成予想図

 福山市農業協同組合=JA福山市=(福山市花園町2―7―1、山上一成代表理事組合長、電084・924・2316)は今期、支店の再構築に着手する、と発表した。既存、福山と府中市、神石高原町にある56支店を53支店とし、組合員サービスの拡充を目指す。

 同業農業協同組合は2007年に第一次の支店再構築に着手し、81支店だったものを71支店とした。今回は第二次再構築として、同市加茂町の加茂支店と同町の下加茂支店を3月16日〔月〕に加茂支店として拡大するほか、同市金江町の金江支店と、同市藤江の藤江支店を5月11日〔月〕、松永南支店として統合する。また、今秋を目途に府中市高木町に国府支店を開設。福山市本郷町の本郷支店と、同市宮前の東村支店を松永北支店とし拡大する構想もある。

 5月開設の松永南支店は県道47号沿いの同市金江町金見2961の敷地1637・93㎡に鉄骨平屋建て197・74㎡の事務所棟と、鉄骨平屋建て198㎡の農機センターを開設する。完工は3月下旬。農機センターは松永支店(同市松永町)にあったものを移設し、農機販売のほか、新たに修理にも対応する。ほかにふれあい市も常設し、農産品も販売する。総工費は非公表。既存の金江と藤江支店ではATMコーナーのみ残す。

 占部浩道・総務部長は「加茂支店は農薬販売などのグリーン店を併設するなど、この再構築で各店舗を大型化し、機能面を向上させる。今後はふれあい訪問活動とし、出張サービスにも注力する」と語った。