NPOエリア・イノベーション
笠岡の企業紹介冊子が発刊
市内10社を学生が取材
2015年02月20日号
NPOエリア・イノベーションが関与
笠岡市(三島紀元市長)は市内の特色ある中小企業を、現役の大学生が取材、執筆した冊子「仕事宝鑑(しごとほうかん)」を発行するなど、地場の企業のPR活動に積極姿勢で臨む考えだ。冊子では事業の概略のほか、独自技術、企業努力なども紹介。1千部を岡山、広島両県のほか、関西の大学に配布した。
インターンシップ学生のコーディネートは過疎化の進む、笠岡諸島の観光振興プロジェクトなどで実績のある、キャリア支援事業などの「NPOエリア・イノベーション」(岡山市北区表町1―4―64・上之町ビル4階、藤井智晴代表、電050・5866・2010)があたった。ホームページや東京や岡山県内での説明会で学生を公募し、関東地区の大学生2人と関西地区1人、岡山県内の大学に通う計6人が昨年8月から約1ヶ月間かけ取材や執筆などをこなした。
掲載企業は㈲アルデバラン(中村俊一社長)、鳴本石材㈱(鳴本太郎社長)、室田建設㈱(室田治彦社長)、㈲魚宮(宮脇寛治社長)、采女ファーム(采女道義代表)、㈱藤原農園(藤原洋三社長)㈱アクア美保(中村美保子社長)、グリーンツール㈱(藤原雅義社長)、甲神電機㈱(矢木澤守社長)、㈱三好製作所(三好宏忠社長)の10社。巻末には笠岡の印象を学生のインタビュー形式で掲載。冊子はA4版変形サイズの全32頁で、ネットで電子版も閲覧できる。
藤井代表(33)は「独自性と挑戦的、魅力的な経営者の視点で学生に取材のアドバイスなどをした。デザインは笠岡市出身者が経営する東京都のデザイン事務所と地元にこだわった。来年度以降も中小企業の魅力発信をサポートしたい」と抱負を語った。