サンフェニックス
4施設に太陽熱集熱器を導入
寺田鉄工所製のソラリス
2015年02月20日号
年間で1千万円のコストカット
福山と笠岡市内で特別養護老人ホームやケアハウスを展開する社会福祉法人サンフェニックス(福山市瀬戸町地頭分2721、楢崎幹雄理事長、電084・951・3663)はこのほど、運営する4施設に㈱寺田鉄工所(同市新浜町2―4―16、寺田雅一社長、電同953・0556)の真空管式太陽熱集熱器「ソラリス」を計418台(836㎡)導入した。導入でガス代が4施設で年間1千万円規模削減できると言う。
導入したのは同市瀬戸町の認知症高齢者グループホームサンフェニックスと同所の生活支援ハウス「サンフェニッス」と養護老人ホーム光寿園、同市蔵王町の「丘の上ケアハウス」、笠岡市の特別養護老人ホーム三愛園の4施設。寺田鉄工所のソラリスを屋根や屋上部分に設置することで太陽熱で給湯し、風呂や料理の際に利用する。
経済産業省・資源エネルギー庁の「再生可能エネルギー熱利用加速化支援対策費補助金」を利用し、導入費の半額を補助金でまかない、サンフェニックス、丘の上ケアハウスではそれぞれ80台、光寿園では93台、三愛園には165台を導入した。
南口省三施設長は「光熱費が削減でき、入居者・利用者へのサービス面向上につなげたい。寺田鉄工所製の機器は時代のニーズにマッチするもので、利用者・入居者様の満足度を上げたい」と抱負を語った。