中国新聞社が夕刊を休刊?!
新たにセレクトニュースを創刊
週6日発行で朝刊とセット販売も

2015年02月20日号

中国新聞社が夕刊を休刊?!

 ㈱中国新聞社(広島市中区土橋町7―1、岡谷義則社長、資本金3億円、電082・236・2111)が夕刊を休刊するのではないか、といわれている。
 関係者の話を総合すると、5月から新たな情報発信媒体として「中国新聞SELECT(セレクト)」と呼ばれる紙面を創刊するといわれ、夕刊は4月末をもって休刊して、こちらの新媒体に力を注ぐもようである。
 同社の販売局調べによると、2014年12月現在の夕刊発行部数は3万0861部で、朝刊62万7130部のおよそ5%となっている。また、県東部地域での発行部数は次の通りとなっている。カッコ内は朝刊部数。
 福山市=696(6万6116)▽尾道市=142(2万2795)▽三原市=216(1万7834)
 創刊する「中国新聞SELECT」は朝刊と同じサイズ(ブランケット版)で16ページの体裁。月曜日を除く週6日発行し、週内のニュースの中から厳選した内容を報じるようだ。価格は朝刊とセットの場合月額4030円になるといわれている。
 同社はインターネットやケーブルテレビ等を擁するクロスメディアを事業の主要な柱としているが、基軸は新聞事業であり、今回創刊する「SELECT」も紙面によって活字文化を守り、情報発信媒体としての新たな展開を図るようだ。