ドリームネッツが開発した
電子出版「wook」を
ブックビヨンドが運営

2015年02月20日号

学研グループ電子出版事業部

電子出版「wook」  

電子出版「wook」

 ウエブサイト構築、スマートフォンアプリ企画の㈱ドリームネッツ(福山市元町13―20元町プラッツ4F、井上一成社長、電084・973・3521)が開発し大手文具メーカー・キングジムに譲渡した電子出版プラットフォーム「wook」を2月1日、学研グループの㈱ブックビヨンド(東京都品川区西五反田2―11―8、織田信雄社長、電03・6431・1240)が運営を始めた。
 wookは、「誰でも簡単に電子書店を開設できる」電子出版サービス。ドリームネッツが運営していたが2012年6月、キングジムに事業を譲渡し、作年12月にブックビヨンドがキングジムから譲渡を受けた。
 PDFファイルやテキストファイルなどを送信すると電子書籍や電子カタログに制作し、それをwookモール内で販売または無料配信できる。
 電子出版プラットフォームは著者自ら出版するセルフパブリッシングに活用されることが少なくなかったが、wookは地方出版社や、地方自治体、学校・公共団体出版物の電子出版支援サービス、カタログなどの電子化による情報発信・共有、地域別電子書籍ポータルサイトの運営・販促支援などの活用を提案し、法人向けBtoBのサポートを強化する考え。個人向けと法人向けで料金プランが違う。法人向けのプランが初期費用として5万円、月額9500円から(無料配信のみ。有料配信の場合は月額1万5千円から)。