尾道のアクセが90周年

セレクトショップ「ＰＡＲＩＧＯＴ＝パリゴ」を展開する㈱アクセ（尾道市久保１―８―１、高垣圭一朗社長、資本金２千万円、電０８４８・37・３６２９）が90周年を記念して写真集「北川景子×ＰＡＲＩＧＯＴ」を刊行した。

北川さんは女優として映画、ＴＶドラマなどで活躍。パリゴの顧客となったのが縁でモデルに抜擢された。写真家はサントリー、トヨタなどの広告写真や芸術的な映像作家として定評のある上田義彦さんを起用。企画構成をファッションアートカルチャーの分野で活躍している菅付雅信さん、装丁アートディレクションをこの分野で第一人者といわれる田中義久さんが受け持つという豪華な顔ぶれだ。
　同社はこの春、東京の丸の内仲通りに出店した（本誌３月10日号に既報）
高垣社長は「撮影は開店日直前の深夜に行われた。この
通りは撮影禁止エリアだが、特別に許可を申請して実現した。巨大な照明（11台）でライトアップされると緑地に囲まれた仲通りは昼と異なる輝きを放ち、その中にパリゴのファッションコレクションをまとった北川さんが美しく浮かび上がり、撮影は白熱したテンションの中で朝まで続いた」と、この時の情景を熱く語っている。写真集は３千円（税抜き）で各店舗及びパリゴのホームページを通じて販売している。
　同社は横浜、東京など都心部への出店を積極的に進めており、この仲通り店は有楽町店に次いで東京では２店目となる。
東京駅前、高層ビル群の中に創られた「緑のオアシス」で、三菱地所が丸の内ビルディングの建て替えなどの事業と合わせて整備した。その路面に出店するには相応の資金とステータスが求められ、ここに店を構えることは「一流と認められた証」といわれている。