尾道市庁舎新築へ
市民の意見を募る

2015年09月01日号

尾道市庁舎新築へ
 尾道市(平谷祐宏市長)が新庁舎の計画案(平面構成図)をまとめ、市民から意見を募るパブリックコメントを実施している。
担当の総務課では「市民の皆さんのための未来ある尾道の拠点づくりとして、魅力ある庁舎の構成になっているか。皆さんが使いやすい庁舎とするために必要な機能などが十分なものであるか意見を寄せてもらいたい」と呼び掛けている。
意見の募集は9月2日〔木〕を締め切りとしている。
この 庁舎の新築計画についてはその必要性を次のように説明しており、募集要項は市のHPや市役所1階ロビー、市役所各所の関係課で公表している。
「本庁舎は2012年度に実施した耐震診断の結果、大地震により倒壊、崩壊する危険性が高いことが判明。この結果を踏まえ、整備方針を検討するため、専門家や市内団体から選出された人で構成する整備検討委員会と、市議会の特別委員会での議論を経て公会堂を撤去した跡への新築が最適と結論に至った。これを受け15年3月に設計業者の選定を公開で行い、翌4月に基本設計に着手。その概要を平面計画案としてまとめ、今回のパブリックコメントの実施に至った」
この庁舎新築については財政面、公会堂の撤去についてはそれを惜しむ意見が市民間に根強く広がっており、事業推進には波乱含みの展開が予想されている。