UIDの前田代表
2作品がパネル展示
国内最大の建築展に

2018年05月10日号

鞆町の後山山荘など

後山山荘

アトリエビスクドール

 UID一級建築士事務所(福山市木之庄町3―10―20、前田圭介代表、電084・927・0136)の設計した福山市と大阪府の2作品が9月17日〔月〕まで東京都港区六本木の森美術館で開催中の日本最大の建築展示会「建築の日本展」にパネル出展されている。
 展示会は安藤忠雄設計の「水の教会」(北海道)と厳島神社(広島県)をテーマにした研究やレオナルド・ダ・ヴィンチが描いた二重螺旋図と国指定重要文化財の会津さざえ堂(福島県)との関連性の研究発表などがされる。〔一社〕日本建築学会や〔公社〕日本建築家協会、〔一社〕日本デザイン学会などが後援する。
 前田代表の2作品は福山市鞆町の「後山山荘」と大阪府箕面市の「アトリエ・ビスクドール」で後山山荘は京都府大山崎町の邸宅「聴竹居」で知られる福山市出身の建築界の巨匠、藤井厚二氏(1888―1938年)が設計した豪商・藤井与一衛門の別荘をリノベーションした建築。アトリエ・ビスクドールは敷地の境界を隔てている塀を建築の壁として一体化し浮遊させ空間的に洗練させた建築としていずれも高い評価を受けている。