宮本カバン店
商品力でニーズ引き出す
耐久など機能面で差別化

2018年05月10日号

今年もGWから商戦スタート

 ㈲宮本(宮本良造社長)経営の「宮本カバン店」(福山市今町2―8、電084・923・2790)はこのほど、ランドセルの特設コーナーを開設した。ランドセルは祖父母から孫への贈り物として家族団らんするゴールデンウィークから商戦が開始。大手スーパーではデコレーションを施した商材が販売されるが、同社は飽きのこないオーソドックスなデザインと機能性で差別化をする。
 ㈱吉田(東京都千代田区、吉田輝幸社長)が製造する「ポーター」ブランドのカバンの品揃えで地域屈指で毎年販売するランドセルもデザインが簡素化され生地が丈夫と評価が高い。ランドセル商戦は年々早期化し今年も4月下旬からの大型連休から商戦が始まっている。
 大手スーパーのランドセルはデコレーション素材が主力で装飾加工賃などで販売価格は平均6万円前後と上がり、中には10万円程度の高級品もある。「ポーター」を看板商材とする老舗かばん店として耐久性と機能性に優れた商材で差別化。販売するオリジナルランドセルは丈夫さなどの機能性を追求した総牛革のボルサや馬皮のコードバンなどで価格はボルサが5万3800円、クラリーノFが3万9800円と4万5800円、コードバンが6万9800円(いずれも税込)。
 色柄はボルサが7色、コードバンは2色、人工皮革のクラリーノは12色を用意した。全製品6年間の無料保証が付く。
 宮本社長は「カバン専門店として国産の使い易く高品質な商材を提供する。昨年は盆休み時期には人気の品は欠品となったので早期にご来店を」とアピールした。
 営業は午前10時―午後7時、火曜日は休む。