府中市
市の仲介で小学生が環境学習
オガワエコノスの2工場見学

2018年05月20日号

府中市は今年3月「第2次府中市環境基本計画」を策定し、将来の府中市を担う子ども達と実際に環境問題に取り組んでいる企業とを結びつけようと、地元企業による小学校への出前授業を仲介した。小学校にとっては、児童の地域学習を深め、環境意識の醸成を目的とし、企業側も地域貢献や環境保持へ向けての啓発活動ができると意義深く受け止めている。今年はモデル校として上下北小学校(花田三恵校長)が選ばれ、かねてから積極的に環境学習活動に取り組んでいる㈱オガワエコノス(府中市高木町502-10、小川勲代表取締役、電0847・45・2998)とをマッチングした。来年度からは1校・1社ずつ増やし、最終的には市内全校で複数年実施する予定だ。
 同小4年生児童31人は「きれいな地球・きれいな上下を守るために、みんなで考え協力し、行動しよう。」を合言葉に、総合学習の時間で「きれいを守ろう大作戦」に取り組んでいる。児童達は5月1日にオガワエコノスの鵜飼・本山工場を見学し、ゴミ処理の仕組みやリサイクルについて学んだ。集められたゴミが廃棄物と資源ゴミとに分けられ、資源ゴミは手作業で分類されて=写真上、処理・梱包されていく一連の様を見学した=写真下。オガワエコノスは同月30日〔水〕、担当社員を同小へ派遣して出前授業を行う。