６／25までリム・ふくやまで

　本格派理容室「あかつき」（福山市三之丸町８―20、横溝誠社長、電０８４・９２６・１５００）は今年、１９３３（昭和８）年に同所で開業したルーツとなる鍼灸院「延命堂」創業85周年を迎え、58（昭和33）年12月に開業した理容室「あかつき」創業60周年を迎える。それを記念して、企画写真展「『理容あかつきとこのまちの歴史展』―このまちとともに歩んだ85年―」を５月17日〔木〕から６月25日〔月〕まで、リム・ふくやま（福山市西町１―１―１、電０８４・

９７３・７７８７）４階で開く。入場無料。
　戦前、前後、70年代、80年代、90年代に分けて街の様子を写真で紹介。75（昭和50）年の駅前の様子、87（昭和62）年の駅前。92（平成４）年、そごうのオープンなど、福山駅周辺、三之丸町、あかつきの歴史が一目でわかる。展示内容は「理容あかつきとこのまちの歴史写真」「理容の歴史」「広告で見るあかつきの歴史」「おやじ進化プロジェクト」「あかつきの活動記録」「あかつき店舗情報」「毛髪関係資料」など。
　あかつきの前身、鍼灸院「延命堂」は１９３３年、横溝誠社長の曾祖父・太平（たへい）さんが開業した。53（昭和28）年、二代目で誠社長の祖父、新（あらた）さんに引き継がれる。１９５８（昭和33）年、誠社長の父・暁（さとる）さんが鍼灸院の横で「理容あかつき」を開業。83（昭和58）年、誠社長が関西へ理容修行に。91（平成３）年、誠社長帰福し店内改装。平成８年　㈲あかつき法人化、社長に就任。２００９（平成21）年、店内を全面改装する。
　横溝社長は「戦前から現在まで三之丸町で商売をやっているのは医院も含め３軒だけになりました。戦災で焼ける前から、戦後の活気のある街の様子、そして現在まで、写真を通して三之丸の歴史を掘り起こしたい」と話している。