オブサイレンス
冷たい足湯で夏場の癒やしを
上下産生姜を使った商品第2弾

2018年06月01日号

水引でワンランク上の商品に

 商品の企画・製造・販売などを行う産業技術プロデュースカンパニーの㈱of silence=オブサイレンス(府中市元町423-8、重廣 剛社長、電0847・45・4727)はこのほど、生姜を使った冷たい足湯「足疲れてませんか?」(200円/個~、税込・以下同)を本格的に売り出した。商品の特長から、合宿や部活動向けに10個・20個入パッケージを企画し、新発売キャンペーン企画で前者を1620円、後者を2700円で販売する=写真上。またパッケージ化した商品の価値を1ランク上げる各種「水引」グッズの販売も始めた=写真下。
 同社は6次産業化をプロデュースすることによって地元農業の下支えを狙っており、昨年から化学肥料や農薬を使わず育てた府中市上下町産の高原生姜のエキスやパウダー状にした粉末の活用を模索。馬油なども入れた化粧品レベルの石鹸「しょうが石鹸」(100g入り、1058円)を第1弾として発売した。今回の冷たい足湯はその第2弾企画となる。
 冷たい足湯「足疲れてませんか?」は、生姜の持つ血行促進・殺菌作用・免疫力を高める作用などを利用。ほかニオイテンジクアオイ油(リラックス効果を高める)、炭酸水素Naとクエン酸(炭酸効果、脱臭・洗浄)などを含有。水10―15リットルあたり1袋を溶かし、足を浸けると、スポーツや仕事で長く靴を履いていたことでうっ血したり蒸れたりしていたのが、爽快感と開放感が楽しめて瞬時にリラックスすることができるという。2―3時間は効能を維持することができ、使用後はそのまま下水に流せ、環境負荷も低い。セットにすることで、部活動やクラブチーム、立ち仕事が多いグループへの陣中見舞いなどで活用してもらえたら―と呼びかけている。
 また、敦子夫人がラッピングコーディネーターの有資格者であり、同パッケージのラッピングなども手がけている。更に商品価値を高めるため、日本古来の「水引」をあしらうことを始めた。独自のデザインで、全て手作業で作っている。今回は梅結びの水引を使い、ラッピングに添えたり、独立してラペルピン(桐箱入り1800円)としてスーツなどの襟元に付けられる金具を付けたものを開発した。梅結びには「固く結ばれた絆・魔除け・運命向上」の意味があるとされ、縁起も良く、贈り物に最適だという。特にラペルピンは、都心部のホテルからの注文が多く、外国人観光客からの問い合わせや注文も相次いでいるという。
 同店の営業は午前9時―午後5時で、土・日曜日、祭日が休み。
 重廣社長(55)の話「地域資源を活用したり組み合わせたりして、付加価値を高めて地域経済の活性化に寄与するというのが狙いです。6次産業化して製品ができても、それを販売するための商品化できてないものが多くあります。ラッピングや販路の確保などで売り上げを高める工夫はできます。そういったご相談も承りたいです」。