上野屋本舗
和風紅茶で土産物需要を
贈答向けブランドに
2018年06月01日号
べにふうきせとうちレモン発売
粉末飲料、茶製造販売の㈱上野屋本舗(尾道市高須町583―1、掛泰人社長、電0848・46・3235)は贈答向けブランド「尾道本舗上野屋美香園」を立ち上げ、和風の紅茶「べにふうき」と瀬戸内地区のレモンを組み合わせたセット商材を投入した。粉末のしょうが湯などを量販店などに向け販売しており、新ブランド商材で土産物といった販売チャンネルを開拓する。
しょうが湯や金柑湯、レモン湯などの粉末飲料を主力に展開。しょうが湯などの商材は冬時期がピークで合わせて近年の健康志向での糖質制限もあって受注の伸び悩みがあった。新ブランドには大正15年創業時の茶業の屋号「上野屋美香園」を採用。第一弾の「べにふうきせとうちレモン」は和風の紅茶に全国的に知名度の高い瀬戸内産レモンのフリーズドライ商材を組み合わせた。
新ブランドの紅茶商材で中間・富裕層向けのニーズを獲得する。第一弾はレモンを採用したが、順次、ネーブルやはっさくといった柑橘類との組み合わせも計画。べにふうきせとうちレモンは価格は1800円(税別)。JR新尾道駅の売店やグリーンヒルホテル尾道、西山別館などのホテルなどで販売する。
掛社長(54)は「全国的に紅茶のファンは多く、志向の異なった商材として潜在ニーズがある。パッケージデザインも広島大学造形学部に依頼するなど広島発の商材として売り込みたい」と話した。