福山商工会議所調べ
8月の福山市景気観測
7月より1・9ポイント改善

2018年09月20日号

3カ月先行きはマイナス1・3

 福山商工会議所(福山市西町2―10―1、林克士会頭、電084・921・2345)はこのたび、8月に調査した福山市の景気観測を発表した。 

 調査内容は景況のほか、生産額、売上額など10項目を8月と前年前月と比較し、同じ項目で9月―11月の先行き見通しについても質問、8月と比較している。調査時期は8月中―下旬。調査対象161社(製造業66社、非製造業95社)のうち147社(製造業62社、非製造業85社)が回答した。

 8月の景況をみると、総合(全業種)DI(良い―悪い)はマイナス1・3と、前月から1・9ポイント改善した。

 製造業DIはマイナス1・7。前月から3・3ポイント悪化した。機械、金属、電気機械で改善を示したものの、繊維で横ばい、食品、木材、その他で悪化を示した。

 非製造業DIはマイナス1・2。前月から4・7ポイント改善した。卸売、小売、その他で改善を示したものの、建設、運輸、サービスで悪化を示した。

 8月実績は、製造業で悪化したものの、非製造業が改善したため、総合を押し上げる結果となった。

 3カ月先行き見通し(9月―11月)総合(全業種)DIは、マイナス1・3になる見込み。

 製造業DIは1・7。食品、繊維、その他で下降、機械、木材で横ばい、金属、電気機械で上昇する見通し。

 非製造業DIはマイナス3・6。卸売、小売、建設、運輸で下降、サービスで横ばい、その他で上昇する見通し。